グンマーの現代的な原住民

グンマー帝国民の一応高専生。趣味のことや高専についてグンマーについてを綴っていく。

中学生に向けた高専について

どうも、グンマーのミミズクです。

今回は中学生に向けた高専生が語る高専について話して行きます。

 

 

高専とは

 

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 高専の正式名称は高等専門学校といい、その名の通り高校とは違い高度で専門的な技術を学ぶための場所です。

 

 ほぼすべての都道府県に高専はありますが、埼玉県や山梨県滋賀県佐賀県には存在が確認されていません。なんでだろ?ちなみに高専空白地帯に住んでいる高専志望の中学生は他県の高専に毎年受験しています。

 

 高専工業高専商船高専で別れていて、それぞれに特色があります。

 

 工業高専は主に機械系や電子系、建設系、化学系、情報系などの工学系の分野を学ぶことができます。ちなみに我らが母校である群馬高専はこっちの工業高専です。

 

 商船高専は、航海技術などの商船系の分野を学ぶことができます。しかし近年、こちらでも情報系や電子系の学科が新設されつつあります。時代の流れというやつですね。

 

 これらの学科は各高専によって学科の名称が異なったり、ない学科があったりしますので注意してください。

 

高専の授業について

 高専の日常は良くも悪くも高校と大学を組み合わせたような学校です。一年生や二年生のうちは一般科目が殆どを占めますが、学年が上がるごとに専門科目が多くなっていきます。

 

 専門科目の授業は、座学以外は各学科に設置されている専用の実験実習室で行います。また、一般科目やホームルームは一般的な教室で行います。

 

 一般科目は、国語や数学、生物や政治など一般的な高校でやるような内容とほとんど同じです。しかしやはり理系の学校なので数学などの理系科目が多い印象で、文系の科目はあまり多くはやりません。

 

 専門科目は、基本的にコンクリート工学やプログラミング演習などの専門的な授業の前にエクセルの使い方や測量などのより専門的な分野を学ぶために基礎的な科目を学びます。

 

 授業の進みの速さに関しては専門科目、一般科目に限らずピンキリですが進みは早いほうだと思います。専門科目については専門的な知識が出てくるので、寝てはいけません。実際、一度寝たら先生は何を言っているんだ?となったことがあります(笑)。皆さんは注意してください。

 

高専の校則や留年制度について

 

 高専は他の学校と比べ留年に関してはかなり厳しいです。まず一年生はほとんどの高専で一単位でも落としたらOUTです。お疲れ様でした。と、いうのも一年生には必ず取らなければならない必修科目が詰め込まれているからです。

 

 それくらい自己責任だからこそ、高専の校則は比較的大学によっていて基本的に髪を染めてもOK、アルバイトをしてもOK!、ゲーム機持ち込みもOK!!なのです。つまりは、自制は自分でしましょうってことです。

 

 また、高専では一回の留年ではセーフなのですが、二回連続で留年すると軽く退学です。そして、一年生で留年すると高い確率で二回連続で留年すると言われていますので一年生で留年しないよう注意しましょう。

高専のお休みについて

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まず基本的な知識として高専は前期と後期の二学期制です。このことは、ほとんどのサイトで語られておらず私も入学して初めて知りました。

 

 高専には夏休みの夏休みはなんと、二ヶ月もあるんですよ!高専生はこの長い夏休みで様々をしています。アルバイトをこなす学生もいれば、各地に旅行しに行く学生、趣味に全力を注ぐ学生etc...ほんとに十人十色です。

 

 日本一周や、一から何かを作るなど、時間のかかることも二ヶ月もあればできます。

 

 残念ながら、冬休みはありません。ですが春休みが一ヶ月もあり、春休みでも様々なことに挑戦することができます。

高専の受験について

 高専入試は、一般的な公立高校の入試とは異なります。高専の大多数を占める国一高専入試を例として解説をします。

 

 高専の入試は、推薦入試と一般入試の二つである場合が多いです。

 

 まず、推薦入試ですが調査書や面接、学校によっては小論文や筆記テストをもとに選別されます。そしてこのテストの合否は内申点が大きな要素を占めています。それは、殆どの学校がしっかりとした生徒かを調べるために内申点の占める得点を割合を高くしているためです。

 

 推薦入試を受けたい中学生の皆さんは、少しでも内申点を上げておきましょう。また、内申点は学校によって異なりますがそもそも受けることができないボーダーラインがあるので注意してください。

 

 次に一般入試ですが、一般入試は内申点などが少しだけ加味されますが基本的に学力によって選別されます。

 

 一般入試は五教科のマークシート形式のテストですが、殆どの高専では数学や理科の得点1.3倍や1.5倍などの傾斜がかかっています。これは、高専は理系の学校なので数学や理科の授業についていけないと入学しても留年してしまう可能性が高いからです。

 

 また、推薦入試が一般入試前に行われるため、推薦入試を受けたあとに一般入試を受けることができます。

 

 高専入試にはとある噂があるのですが、それは、一般科目は推薦入試を一度受けたひとは優先して合格になるというものです。多分得点操作はされてないと思うのですが、それくらいに推薦入試をうけたひとが合格しているということなのです。受けられる人は、二つとも受けて損はないでしょう。

高専の向き不向き

 このように高専普通高校とは違う部分がかなり多いです。だからこそ向き不向きが発生しやすい学校なのです。

 

 高専に向いている学生の特徴としては、

  • 理系科目が得意なひと(経済学科など文系学科は除く)
  • 自主的に学習ができるひと
  • 自分が将来やりたいことがある程度決まっているひと。
  • ある程度行動力のある人

です。

 

理系が得意な人

 理系科目が得意な人はそのままです。もちろん文系科目が得意な学生でも問題ないのですが、高専は国語や日本史、政治などに比べ科学や数学などが重視されているので、理系科目が得意な人のほうが有利なのです。

 

自主的に学習ができる人

 高専は、二つの定期テストが存在します。そのときに、高専の内容は特殊ですすめる範囲が高校と違うため、高専に対応している塾はほとんどありません。なので、塾に頼らず自分で学習をすすめる学生が高専に向いています。

 

将来ある程度やりたいことが決まっている人

 高専の学科はその分野に特化しているので、他の分野をすることは基本的にはありません。ですので将来つける分野がある程度決まってしまうので、高専に自分のやりたい学科がある人でないと入学してから自分のやりたいことはそれじゃないと、後悔してしまうことがあります。

 

 進路を変えることは一応できますが、編入をすてて大学入試を受けるなどかなりの労力を焼いてしまいます。

 

ある程度行動力がある人

 高専は校則がゆるいため、自分のやりたいことに挑戦することが高校と比べて容易です。そのときに自分で行動する必要があります。

 

 また、先程も紹介したとおり高専の休みはとても長いです。夏休みをボケーっと過ごすのかやりたいことをするのかは自分次第です。

 

最後に

 最後まで、読んでいただきありがとうございました。新しく、高専についてなにか得られる知識があれば幸いです。

 

 また、初めての投稿だったので読みにくく文章がおかしかったりしていると思います。感想や質問、ご指摘等などはコメント欄でお聞かせください。モチベーションの維持や、参考にします。

 

 今年高専を受ける中学生の皆さんはこの夏が本当に勝負です。この夏を頑張って勉強するのと、サボってあまり勉強しないのではその後の大変さに大きな違いが出てきます。自分に負けず乗り切ってください。ちなみに自分は、高専に入学したらやりたいことを妄想しながら乗り切りました(笑)。頑張れ、応援してます!